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ペンケースのオーダーと進路相談 [ペンケース]

この時期多いのが進路相談です。

最終の意向調査で「退職」に〇を付けるスタッフに
意思の確認。見どころのあるスタッフは当然引き留めちゃる(笑。

何年か前に妊娠を機に退職し、自宅のそばの他院で再就職した
スタッフからも、メッセンジャーなりラインなりで
「もう辞めようと思うんです」と飛んできました。

結婚しようと思っている、とか
育児をしながら、とか、なんらか考える機会で
退職を考えたり、なんとなく...のスタッフもいます。

進学とか留学というのなら、頑張れー!!と
お餞別を選りすぐって送り出したこともあります。

だがしかし消去法で辞める、というスタッフと話をしていて
みんなに共通しているのが
10年後20年後を考えていないで
今現在とか今年と来年ぐらいしか見ていない。
ということです。

子供を育てながら時短で仕事をする→しんどい
→辞める→パートでいいや。は最も多い。

未来を見据えた上で、何のための今年や来年か、
ということや、政治のこと、人口構成のこと、
看護の世界が果たすべき役割、国民の果たす役割、
それぞれの家族構成の中での役割、
いろんな角度で家族と会話をして
休みの取り方やお金の使い方、投票の予定、
今自分が取り組むべきこと、
家族のそれぞれが分担するべきこと、
というのを「特別なこと」ではなく、「当たり前」に
考えていってほしい。と思っています。

看護の世界は交代勤務で時間の流れが一般と違ったり
国家資格だから就職には困らなかったり
そこそこの給与が発生するし
...という背景があって、辞めることは怖くなく感じます。

でも、いまの時代の速すぎる流れにいちいち退職して
またリセットかけていては
その都度馴染むまでにいろいろショックがあって、
いつもスペシャリストに近い場所からは遠くなって
「ただのおばさんの現場スタッフ」
でしかなくなってしまう。

「そんなにバリバリ働かないでもいい、適当でいい。」
という考えの大人に子供が良い影響を受けるか。
国民の義務とか、大人としての責任を果たせるような人を
育成できるか。といったら、…。できない。

ぜひご家族でよく話し合って、「〇〇家の20年後」の
イメージを共有してください。

各地を転勤するお家なら、
「夫を支えて家族で仲良く」のために
頑張るおばさん現場スタッフもアリかもしれない。

そこは各家庭によって出す答えは違うと思います。

この国の将来に手を抜かず、
自分たちでよく物事を考え、
吟味して進んでいかなければ
2025年問題という本当に大変な時代は
もうすでにやってきています。

その大変な時代を、苦しいながらに
どうやってちょっとでも楽しく生きていくか。
看護の世界が果たすべき役割として
後進の育成にどう関わっていくべきか。
そのために今年・来年をどうするか。

現在の職場や給与に満足している人なんて
ほぼ皆無に等しいでしょう。

でも自分の職業や生き方に誇りを持って
将来満足できるようにそれぞれ頑張る。
年寄りが力を発揮するのは、若い子と同じことが
できることではなく、どうやって若い子を
育てていくことに関われるか。
体力が落ちてきても知識や知恵はたくさんある。
ユーモアのセンスを忘れずに、継続は力なりで
頑張ってほしい。

一つだけの役割ではなく、妻であり母であり
嫁であり娘であり働くお母さん看護師のモデルであり
その他いろいろ、
国民の一人としていろーんな役割があるわけです。

いろんな角度から情報を得て
TV・新聞・看護協会ニュース・看護連盟会報
・政治家の意見などなど... 一方向だけでなく
物事を多角的に見て考えていけるように

(本当、看護協会・連盟に入らない人とか
看護体制のことを何も考えていないアホだ、と私は思う。
自分が何もしない・金も出さないでおきながら
労働条件がどうのとか給与の水準が低いからとか
...開いた口がふさがらない。
診療報酬のことなんかもわかっていなくて
不満ばかりをブーダラブーダラと述べられると呆れる。)

個人レベルでの満足だけではなく
国レベルでスケール大きく、広い視野での会話を
たくさんして、お互いに良い影響を与えて
子供たちを育てて未来に向かってほしい。
と思っています。

未来を作っていくのはまさに自分たちであって、
誰かが与えてくれるものではありません。
…っていうのが私が常々思っていることです。

という話とか、妊娠と出産を当たり前だと思わず
可能性を含めた選択肢、それぞれの選択をした場合に
必要なお金、分担...よくよく話し合っておかないと
「こんなはずではなかった」になります。

やはり「20年後の〇〇家」という組織イメージの
共有をしっかりしてください。

という話なんかをしています。


平たく言うと今、本当にすでにしんどいです。

高度な医療は寿命を延ばし、家族の期待は高まり
しかしその人が帰る場所は「自宅では無理です」で
受け皿がない。

核家族で、家族の力はあてにならない。
自分の都合しか言ってこない家族には
腹もたつけどみんなギリギリなわけです。
認知症の患者数は増え、
医療ではなくお世話が必要な状態。

でも診療報酬が改訂されると看護体制も
低くなって、人手は必要なのに「医療でなない」と
仕事量は増える。看護体制が低いから給与水準は下がる。
っていうのが近い将来に起きることです。

今すでにこの状態がきっついって言うのに
10年後の2025年には爆発的に老人が増える。
その時になんのスキルもない、足腰の弱った
知恵も知識もない看護師が丸腰の状態で
どうやって戦えるというのか。

「武器を持たせてもらわなかったから」ではなくて
自分自身の戦闘能力を高める努力をしろ。
そして仲間である高い戦闘能力のあるスタッフを育成しろ。

辞めてる場合かボケー!!!

っていうのが正直なところです。

と話したら、
今年のなんとなくな退職希望者は
「そういう風に考えてなかった」と
辞めるのやめました。

...本当、なんとなく辞めてる場合じゃないんですよ。


そして他の病院を辞めようと思ってる、と
飛ばしてきたスタッフからは
ポケットペンケースのオーダーがありました。

今年特注ラミネートオーダーした生地の中から
ポプリンのドット&ブーケの生地です。

ピンクは本人用
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タグはネコマーク希望だった
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頼まれてないけども上品なグレーベージュも作った
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師長さんに「やっぱ辞めるの撤回します」って
持っていきなさい。というのが私の目論見だけど
自分の替えにしてもいいし、仲良しのスタッフに
あげてもいいし、これはプレゼントです。とお手紙と。

つーことでお揃い。
2015-12-04 13.05.05-1_R.jpg
後日、「続けることにしました。」と
連絡がきました。

よーしよく言った。
看護師の一味としてちょっと遠くからだけど
ひっそりと応援していますよ。

男性に比べて女性は結婚したら苗字も変わるわ
区役所行って銀行行って警察署行って、
ただでさえめんどくさいのに
看護師免許の書き換えで保健所も行って、
そして家事は当たり前にやらねばならぬ。

男の人なんか5回のうち1回でもやれば
「俺はいつもやってる」とか言い出すし
身体に起こる変化なんかも含めて
女の人はイベント盛りだくさん。

あーもうちょっと楽な仕事でもいいんでないの。とか
辞めてもいいんでないの。とか思うタイミングは
いつだって転がってるけど、
素敵な人ってのは自分の生き方に誇りを持っていて
人を惹きつけるだけの魅力と説得力がある。

いつも全力疾走なんかしなくていいけど
身体が冷めきってケガをしないように注意しながら
時々歩いたり休んだりしながら
走るところで走れるように、
自分をちゃんと理解して努力いる人は
やっぱりカッコイイなぁと思うわけです。


そんなこんなで2015年もそろそろ終わり。
いろいろあったな、2015年。遠い目。



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コメント 14

cassis

先進医療に期するところも大きいのですが
年寄りの数も(自分含め) 病人の数も
倍・倍数で増えそうですねぇ…(怖

ナースや介護士は国の宝。
受け皿より前に報酬増やして欲しいです。
by cassis (2015-12-20 11:17) 

さる1号

20年後のイメージ・・・うちはやっていなかった><
10年ぐらいがせいぜいでーー;)
by さる1号 (2015-12-20 20:10) 

ryang

cassisさん
そうですね。
死や老いというものは昔から忌み嫌われていて
「どうやって死ぬか」ということを「縁起でもない」
と普段から話し合う機会がありません。
看護や介護は宝というより「やらねばならぬ」ですかね。

子供は国の宝。とは思います。だがしかし、大人が
「生きる」という責任をキッチリ果たすことを辞めて
要領だけを追求している昨今、宝となるはずの子供たちは
宝になり得るのでしょうか...。利己主義、自己都合、
大人になりきれない未熟な大人がすでに増えていて、
その次の世代など推して知るべし、です。
宝の意味をはき違えた中身の幼い親が多すぎます。

どうしても死とか老いを口にすることはタブー視されて
誰も言いたがりませんが、きれいごと言って建前で
どうにかできるような時代ではありません。

戦争を経験し、被爆も経験した。一時的に増えすぎた人口と
核家族のアンバランス。
その国が今立ち向かわなければならないのは何か。
それを考えずにオリンピックだとー!! 

...いつからこんな恥ずかしい国になってしまったのだろう。
と思います。
by ryang (2015-12-20 23:40) 

ryang

さる1号さん
...。たしかに。
さる1号さんのブログを拝見する限りですと、奥様の方向性は
イメージの共有が無かったことによる、奥様なりの成長、
のように見受けられます。
乖離しないためには、イメージの共有とそれに向かう
相互の影響、育成ですね。これが無いとかうまくいかないと
気づいたら相手がモンスターになるのを止められません。
(でも本物の奥様はきっと素敵な方なのだろう、
と思っています。)
by ryang (2015-12-20 23:44) 

kou

老人は増えるけど、介護報酬や医療費が膨らみ、大幅に抑制しなくてはならない。我が県は高齢化率が一番高いので切実です。

この時期になると何故か辞めたいと口走る職員が多くなります。結局とどまる人が多いのですが・・・。
やれ体制がどうとか給与がどうとかと理由を言いますが、結局は人間関係のような気がします。
by kou (2015-12-21 18:27) 

よいこ

母が、福祉施設に入ってるので、国が求めるような料金では、良い人材は集まらないなぁとしみじみ思います
看護師さんも世界も同じですね
厳しいと楽な方に流れたくなります

by よいこ (2015-12-21 18:31) 

ryang

kouさん
国の借金が増えすぎて医療費をどうにか削減したい、って
医療費でないところで削減できることはたくさんあるし
どうにも政策が「お金持ちの特定の人たち」向けに思います。

私は職場は「プロフェッショナルとしての仕事かどうか」が
問われると思います。人間関係なんてそのプロの中の
関係であって、仲良しこよしとも違います。
プロではない人たちは人によって
職場環境を面白いとか面白くないとか思うのしょうが
「そもそもそこがプロじゃない」んです。
与えられた環境で自分たちが受動的にどうのこうの、
ではなく、自分たちがやるべきことをきっちり進める
ということが大前提である、と私は思います。
自分で考える、自分で行動する、周りに影響する、
これがない人間がただの集団になるとやっかいです。
by ryang (2015-12-22 01:26) 

ryang

よいこさん
増え続ける老人・認知症の患者に対応するには
絶対的に人数が足りません。
言っても学習ができない老人に暴言を吐く、
暴力を振るう、という老人施設がニュースになりましたが
氷山の一角だと思います。
病気ではなく老いによって引き起こされるお世話の問題には
医療よりもさらに人手を要するのに、経営側はわかっていない。
また施設にいれられるほどの経済力がなければ
自宅で看るしかありませんが、家族の介護力にも
限界はあります。

「寿命です」と言われて死亡していた時代から
医療としては発達して延命できるような技術ができた。
でもそこで延命させたとして、その先はどうするのでしょう。
結局「看ることができない」と施設に断られ
自宅にも帰ることができない。誰も責任を取りたくない。
建前だけで生きている人たちにとっては「急にこんなことに
なってしまって」ですが、急ではないのです。
平等に一日一日は確実にすぎ、年は取ります。
何年も前から徐々に老いているのに、見て見ぬふりをして
自分のことしか考えていないから「家族が急に
こんなことになって」で、何も決められずにオロオロする。
倫理や道徳、どのように生きるか、学校教育から
見直しが必要であると思います。
by ryang (2015-12-22 01:38) 

獏

先を見据えて考えたいのですが
獏父 現在緊急絶賛再入院中ですので
目の前でバタバタしておりまする(@w@;))
嗚呼 年末年始。。。。


by (2015-12-23 06:56) 

ryang

獏さん
あぁ、私がこのエントリで書いているのは、生き方の話です。
目の前のことは目の前のことで容赦なく起きます。
お父様お大事にしてくださいませ。
by ryang (2015-12-23 08:23) 

Chobi.H.YAOITA

祖母の介護をしていたとき
医療と介護のスタッフの皆さんには本当にお世話になりました
「ばあちゃん、今の時代に年寄りになってよかったね」
「本当だよ、私もこんなにたくさんの人に世話になるとは思わなかったよ」
盆暮れには感謝の気持ち…といっても、金品は受け取ってもらえなかったので、大量のケーキやクッキーを焼いて包んで差し上げていました
by Chobi.H.YAOITA (2015-12-25 15:34) 

ryang

Chobi.H.YAOITAさん
看護師は医師と違って付け届けは頑なに断ります。
イニシアチブはどっち、なんてことになると大変で、
あの看護師は受け取った。なんて言われたら
えらいことです。
手作りの何かだと本当に難しくて、
でも何であったら受け取っても良い。とはならないので
しかし御断りするのも…と受け取って、あとで師長さんに
チクチクネチネチ怒られ続けたことがあります(。-_-。)
by ryang (2015-12-25 21:02) 

ラン

看護師さんに限らず学生も、ですよ。
いつまでも続けるつもりはさらさらない、と言うてしまう学生もいるし、親に勧められただけで自分は興味はさほどないし、向いてないと思うと、これまた言うてしまう。
動機はどうであれ、看護の世界に足を踏み入れた以上、日本の将来と自分のすべき役割責任を考えられるようになれればなぁと思いますが、看護教育でなかなか伝えられずにいるだろうなと、反省。。。
辞める辞めると言うてもいいけど、簡単に辞めるなよーと、老婆心ながらに感じてます(^_^;)
by ラン (2016-02-08 01:24) 

ryang

ランさん
生きていく上での責任、というのを家庭でも十分に
教えていないんでしょうね。自分が楽をしたい、
自分が良い生活をしたい...。
自分がどうしたいか、ではなく、国民としてどうするべきか。
で考えていないとどこの世界においても青い鳥症候群
ばかりになってしまいますよね。
せっかく職業選択の自由がある時代に生まれているのに
選択した自分に自信が持てない子供のまま体だけが
大人になってしまわないように、周りの大人は関わる…
のは、大人としても頑張らないといけないから
なかなかそこは「ラクをしたい」レベルの大人だと
一番手を抜きたいところなわけで、...難しいですねー。
by ryang (2016-02-10 00:24) 

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